ASM、プロダクトロニカ 2021でオープンオートメーションのコンセプトを紹介

06.10.2021

シンガポール – テクノロジー業界をリードするASMは、国際電子部品製造技術専門見本市のプロダクトロニカ 2021(会場:メッセ・ミュンヘン、ホールA3/ブース377、期間:2021年11月16~19日)において、統合型スマートファクトリー向けの革新的なハードウェア/ソフトウェアソリューションを多彩に展示する予定です。そのハイライトとなるのは、ASMがSMT生産の自動化における総合的なモジュール式オープンコンセプトと称するオープンオートメーションの初公開、高度な柔軟性を備えたSIPLACE SX実装システム、そして高スループットDEK TQ印刷機の新機能です。その他の見どころとしては、成功を収めたASM ProcessLens プラットフォームの展開、包括的なASM Works製造現場管理ソリューション、ASMの関連会社Critical Manufacturingが提供するMES(製造実行システム)ソリューションなどが挙げられます。非常に機能的なSMTラインが展示されるASMの体験エリアゾーンでは、ASMのソリューションを用いてお客様のSMT生産の生産性、効率性、を高める方法を現実的な環境で確認できます。ASMでは、今年のプロダクトロニカでの展示方法を、実際の展示とネット配信によるハイブリッド形式でご用意いたします。

ASMのSMTソリューション管理部門のトップであるAlexander Hagenfeldtは、「ASMが今年重点を置く主要トピックは、生産ライン全体へ統合型スマートファクトリー、スマートオートメーション、マシン間通信、工程改善を加えることです。そのため、それらを当社のお客様に直接ご紹介できる機会が再び得られることを大変うれしく思っています」と語ります。「人間の介入がないダークファクトリーでは制限が多くなりすぎ、柔軟性がなく過剰に厳格なソリューションになってしまう恐れがあるため、当社は今年のプロダクトロニカでオープンオートメーションの展示を行います。これは包括的なコンセプトであり、各電子機器メーカーは、モジュール式オートメーションに対する自社のレベルを確認し、自社に最適なスピードと規模でそれらを導入できるようになります。そして、当社はハイブリッド形式のコンセプトで当見本市に参加するため、直接ご来場できないお客様でも、必要なすべての情報にオンデマンドでアクセスできるようになっております」。

オープンオートメーションモジュール式による高い柔軟性

自動化は経済的に正当な投資コストで実現できるので、ユーザーを独自の枠にはめ込んではいけません。それこそが、ミュンヘンで開催される今年のプロダクトロニカでASMが初めて展示するオープンかつモジュール式のオープンオートメーションのコンセプトです。これにより、工程やソリューションだけでなく、お客様のの自動化のレベルやスケジュールに応じ必要なものを提供する柔軟性が可能となります。、オープンオートメーションによって既存のラインや機器を全体のコンセプトに統合でき、自社の投資物をこの先何年も維持することが可能になります。Hermes規格やIPC-CFXなどのオープンインターフェースにより、ASM コマンドセンターやASMマテリアルマネージャーなどのスマートソリューションおよび、企業システム全体を網羅するMES(製造実行システム)やCRM(顧客関係管理)システムを用いて、SMTライン全体で継ぎ目のないマシン間通信を行うことが可能になります。このようにして、各メーカーが提供しているマシンや機器、ITシステムなどを統合できるのです。また、このシステムは、材料供給を行う自律搬送ロボット(AIV)、セットアップ作業を行う協働ロボット、自動化されたスマートな材料保管システムにも対応します。ASMは、これらすべてを当社のASMタッチレスライン上で実現します。ここでは実装時に発生する廃棄物も自動的に取り除かれ、AIVによって収集ステーションに搬送されるのです。

ASMの各ソリューションを間近で体験

ご来場される方は、11か所のステーションで、非常に機能的なSMTラインを展示した当社ブースの体験エリアにおいて、当社のスマートなハードウェア/ソフトウェアソリューションを実際にご覧いただけます。このSMTラインには、DEK TQおよびDEK NeoHorizon印刷機に加え、SIPLACE SXおよびSIPLACE TX実装システムも含まれます。世界初のインラインSPI エキスパートシステムであるASM ProcessExpertは、サードパーティ製のAOIシステムを全体的なソリューションに統合する方法を示します。これにより、エキスパートシステムを用いたライン全体で、印刷機の自律制御までの工程改善を初めて実現できるようになりました。

大容量のDEK TQ印刷機にさらなる柔軟性を

DEK TQは、その卓越した速度と精度によって、すでに注目を集めています。わずか5秒のコアサイクルタイムと、最大17.5ミクロン(6σ)というウェット印刷の精度は、新たな基準となっています。ASMは新たなオプションを追加することで、この高スループット印刷機にさらなる柔軟性と調整機能をもたらしました。そのオプションには、ASM最高の柔軟性を誇る汎用クランプシステムであるDEKオールパーパスクランピング(APC)、各種サイズのピンを自動で実装し、位置と高さの確認を統合した機能を備えるDEKオートスマートピンプレースメント、作業を中断することなくペーストの交換を行えるDEK TQデュアルアクセスカバーなどがあります。

SPI:速度と精度を相互に両立

現在でも、大半の工場では、SPIの速度か精度のいずれかを選択しなくてはなりません。ASMは、先端パッケージング用途の高い品質要件と、現代のSMT生産で求められる速度要件の両立に成功しました。業界をリードする5DインラインSPIシステムであるASM ProcessLens(ハードウェア)に搭載した新しい高解像度光学システムにより、実績のある高い測定精度を損なうことなく、検査時間を最大70%削減します。少なくとも、歩留まりと工程の安定性が大幅に向上するのです。

SIPLACE SXで専用マシンを置き換える

ユニークで交換可能なガントリーと、わずか30秒で交換できるヘッドを備えたSIPLACE SXは、さらに柔軟性を高めて今年のプロダクトロニカに登場します。購入するとすぐに、マシン1台でSMT部品やOSC(異形部品)を最高レベルの速度と精度で実装できるようになります。これを可能にするのは、革新的なグリッパーとオプションのクリンチングツールです。さらに、優れたSIPLACEビジョンシステムとSIPLACEステーションソフトウェアのスマート機能により、あらゆるタイプの部品に対して最高の実装品質を確保します。お客様は生産性、効率性、品質の向上という恩恵を受けながら、自動化による生産コストの低減と、専用マシンを別途用意する必要がないことによる投資コストの削減が可能になります。

製造現場向けのソフトウェア

購入後すぐに使用できるモジュール式の総合的なASM Works製造現場管理ソリューションにより、自社のSMTラインの効率性と生産性をさらに向上できます。新しいASM ソフトウェア イクイプメントコネクターにより、サードパーティ製ソフトウェアとの通信が大幅に向上します。たとえば、多くのメーカーから提供される各装置の補助説明を、ASM コマンドセンターのコックピットや、接続されたスマートデバイスで受け取ることができます。さらに、AOIシステムと新しい品質ビューアー分析ツールの統合により、SMTライン全体のあらゆる工程段階でエラーや根本原因の分析が可能となります。

企業レベルのMESソリューション

Critical Manufacturing(クリティカルマニュファクチュアリング)のMES(製造実行システム)は、ASMの関連会社であるCritical Manufacturing(クリティカルマニュファクチュアリング)が、特に電子機器製造業界向けに開発したMES(製造実行すステム)ソリューションです。これにより、統合型スマートファクトリーの製造工程に向けて統一されたアプローチをとることができ、企業レベルでの接続性、透明性、追跡可能性、自動化および、インダストリー4.0への移行が可能となります。ASMの体験エリアでは、Critical Manufacturing(クリティカルマニュファクチュアリング)が提供するMES(製造実行システム)の新たな改善点および、その機能や利点を現実的な状況で応用する方法をご紹介します。

ASMで初となるハイブリッド形式の展示

ASMでは今年初めて、見本市での展示を従来の「オンサイト」展示、ASMのプロダクトロニカスタジオからのライブインターネット配信による「オンエア」展示、そしてバーチャルブースと広範なメディアライブラリーによる「オンデマンド」展示のハイブリッド形式で行うこととしました。バーチャルでの展示は、ミュンヘンの会場まで足を運ぶことのできない方に向けて行うだけでなく、来場者がブースで見た展示物について調査し、詳細を確認できるようにするという目的も有しています。ASMのウェブサイトでは、プロダクトロニカへの出展内容の詳細を10月6日より順次発表いたします。

ASMのブースにご来場される方の登録は本日から開始されており、今年のプロダクトロニカ全期間に対するフリーチケットをご予約いただけます。

ProductronicaにおけるASMの出展内容および登録方法に関する情報については、https://www.asm-smt.com/en/productronica-2021/をご覧ください。